完全キャッシュレスの導入はスタッフの業務軽減による人件費削減のメリットがあります。

クレジットで決済をする人

完全キャッシュレスを導入するお店

スウェーデンはキャッシュレス先進国

 

国内外で完全キャッシュレスを導入するお店が登場しています。
世界初の完全キャッシュレスを導入したお店はスウェーデンで、2016年のことでした。
スウェーデンは世界有数のキャッシュレス先進国で、国民のほとんどがクレジットカードをメイン決済ツールとして活用しています。
従来は現金を扱わない店舗は法律違反になっていましたが、法改正とともに完全キャッシュレスを導入するお店が現れ、一部の地域では現金払いできるお店を探すのが難しい状況に陥っています。
国内では、完全キャッシュレス化の運営に伴う法律の問題はありませんが、現金主義の文化が強いことから導入が遅れていました。

 

2017年11月にロイヤルホストを手がけるロイヤルHDが、国内初の完全キャッシュレスを導入するお店を実験店としてオープンしました。
現在は、ロイヤルHDがLINEPayと提携した2号店を出店、一部の個人店でも完全キャッシュレスを導入するお店が登場しています。
スウェーデンの成功例もあるように、今後は完全キャッシュレスのお店が増えていく見込みです。

 

 

完全キャッシュレスが向いているお店

ゆったりとしたお店にキャッシュレスは適している

 

完全キャッシュレスを導入する最大のメリットは、レジ打ちスタッフの負担軽減による人件費削減です。
ラーメン店や牛丼チェーンなど、事前に食券で注文と支払いをする方式が受け入れられるお店は、初期費用をかけたキャッシュレス化をするメリットが少ないです。
席についてメニューを見てから、ゆっくりオーダーするお店との相性が良いです。
ロイヤルホストのキャッシュレス2号店では、タブレットからメニューを開いて、そのままLINEPayでの支払いもできるシステムを導入しました。
オーダーを取る手間がなくなるタッチパネル式の注文方法は大手チェーンを中心に普及しています。
オーダーの手間軽減と、レジによるカード支払いも回避できるシステムは飲食店IT化の理想的な形です。

 

今後はタッチパネルのタブレットで、電子決済やクレジットカードのオンライン決済を席で完結できる形が広まっていくでしょう。
豊富なメニューを用意するファミレスやグリル系のお店、居酒屋などで導入が進んでいくことが予想されます。

 

 

現金を扱わないキャッシュレス銀行が増加

 

ネットバンクの普及に伴い、通常の銀行でも一部で現金を扱わない支店が登場しています。
あおぞら銀行自由が丘店は2019年4月より現金の取り扱いを中止します。

 

閉店後に行う現金管理作業を削減するためで、業務負担軽減の分を相談やコンサル業務に注力します。
高額入出金は窓口でないと対応できないため、全店舗でキャッシュレス化をするのは難しいです。

 

以前は車の購入時に、まとまった現金を出金する需要がありましたが、昨今は数え間違いやトラブル防止、セキュリティ強化のため、車両代金は銀行振込限定で対応する新車ディーラーが増加しています。
ATMで対応できない現金取引が減っているので、今後もキャッシュレス化を行う銀行が増えていくでしょう。